CANDLE に興味を持ったきっかけは、アロマセラピーでした。
沢山の情報にさらされ、物事が目まぐるしく通り過ぎていく毎日。自分の身体や心がどんな状態なのか鈍感になっていました。アロマセラピーを始めてから、自分にゆっくりと向き合う時間を大切にするようになりました。
自分に、素直に向き合う、リラックスできる時間。
精油をキャンドルの炎で焚いて、その香を嗅覚で感じ取る時間。
ゆっくりと自然のリズムで燃える炎を見つめると、気持ちがゆっくりと穏やかになります。精油が嗅覚にアプローチするのに対し、視覚を通じて五感を揺さぶるのがキャンドルの炎でした。キャンドルの炎には、1/Fゆらぎがあるそうです。人間の鼓動や自然界のリズムと同じゆらぎがあるキャンドルの炎に心地よさを感じるのは、生理的に自然なことなのでしょう。
はじめて作ったキャンドルは、アロマクラフトでも使われるみつろうキャンドルでした。みつろうを溶かして型に入れる。小さなキャンドルひとつを作るのに数時間がかかりましたが、世界にひとつだけのキャンドルは愛おしく、火を灯すのが勿体無いくらいでした。けれど、燃えるキャンドルを見つめ、立ち上る蜜ろうのかぐわしい香りを嗅いだとき、キャンドルは燃やした瞬間にこそ、そのパワーが最大化され、命あるものなのだと実感した瞬間でした。
キャンドル作りを本格的に始めたのは、Candle Artist maSmi先生が主宰するアトリエでのレッスンに参加してからです。キャンドルを灯す心温まるひととき、キャンドルを作る楽しさ、教わったひとつひとつのこと、これからの活動を通じて、伝えていきたいです。
-キャンドルがたくさんの人に優しい時間を届けますように